廃校から生まれた“希望”──「南風ん風」からはじまる、地域再生の物語
Blue Earth 21くまもとのRIEです。
今回は、私たちの活動の拠点である旧天附中学校が
**「南風ん風(はえんかぜ)」**として生まれ変わった経緯と、
この場所に込められた“未来への願い”について、お話しさせてください。

廃校が、まちの希望に変わるまで
2005年に閉校となった旧天附中学校。
しばらくは静かに時が止まっていたその場所に、
再び人の笑顔と声が戻ってきたのは、地域の方々の「想い」があったからこそでした。
- 廃校を終わりではなく、新しいスタートの場所にできないか?
- 人と人が出会い、語り合える場所にできないか?
- もし、観光や防災にも役立つような場所になったら──?
そんな声に後押しされるかたちで、天草市と地域の皆さんが一緒に歩み始め、
国の地域再生計画にも認定され、2008年に誕生したのが
**多機能型複合施設「南風ん風(はえんかぜ)」**です。
「南風ん風」
ってどんな場所?「南風ん風」とは、牛深に吹く、やさしくてあたたかい南風のこと。
- 地域にあたたかさを運ぶように
- 未来に希望の風を吹き込むように
この名前には、そんな優しい願いが込められています。

地域と未来をつなぐ、大切な場所へ
「南風ん風」は今、
- 地域の交流スペースとして
- 災害時の防災拠点として
- 海を活かした観光・体験の拠点として
いろんな役割を担いながら、まちの“よりどころ”になっています。
そして私たちBlue Earth 21くまもとも、
この場所を拠点に、牛深の海と人、地域の未来をつなぐ活動を続けています。

次の世代へ、想いをつなぐバトン
この場所をただ使うのではなく、
手をかけ、気持ちを重ねながら、
次の世代に希望のバトンをつないでいく。
それが、私たちが「南風ん風」に感じている役割であり、
この牛深という町への感謝と恩返しのカタチでもあります。
【プロジェクトの詳細は】
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これからも、牛深の未来を信じて、海とともに歩んでいきます。
応援、どうぞよろしくお願いします!
Blue Earth 21 くまもと
水洗 里恵(RIE) & TOMY